

2021 汎美秋季展を案内ハガキの通り、9月28日からの会期で開催します。
国立新美術館の突然の閉館のため、2020 汎美展の中止を余儀なくされ、以来、秋季展、そして、2021 汎美展と中止になりました。コロナ渦の中、緊急事態の発出や急激な感染拡大などに翻弄される1年半でした。公共の福祉や感染に対する恐れと表現の自由について、会員間に温度差もあり、議論の末の結果でした。
しかし、今回は作業の簡素化や係わるスタッフの最小化など、感染対策を徹底し、開催する事となりました。多くの会員が待ち望んだ発表の機会であり、久々の展覧会ということで、力作が揃う展示になるのではと期待しています。
搬入直前まで制作におわれ、ご案内も直前になりましたが、今回の作品タイトルは「断片化された光の記憶;荒ぶる大地、水の驚異、猛烈な風、拡がる火、空(くう)」です。S50号×5枚になりました。
作品の構想段階で、金儲けビジネスと化したオリンピックは消滅すべしとの思いが出発点となりました。同時に地球温暖化や想像を絶する数々の自然災害、地震、浸水や土石流、ハリケーン等など、そして、食糧危機。人類の生息に必要な条件を地球が次々と失っていく、欠落していく、そんな思いを強くしながら制作を進める日々でした。
作品写真は「空(くう)」と「拡がる火」です。

