汎美・秋季展が昨日終了しました。お忙しい中、また、台風で荒れ模様の天候の中、ご来場、ご高覧いただきまして、誠に有り難うございました。会期中の日曜日に台風の影響でご来場を見送られた方が多々居り、残念でした。来春(3月)の2015汎美展(国立新美術館)でお会いすることを楽しみにしております。
「MEMORY」制作にあたって。
現在、全てのものが雪で覆われ、その上を犬ぞりか何かで、一目散に走っている。人々の心を蝕み、走っている。不幸な結末を惹起している天変地異の中、走っている。そんな光景が、浮かんできます。私は雪を掘り起し、自分たちの立脚点を、記憶されている様々こと、多くの人々の思い、ゆめ、希望、行動、そして戦争の歴史を見つめなおし、これからの日本を考えたい。一度、それらを振り返るきっかけにしたいと思いました。 今回は、展示した時に、旗を連想しやすい工夫をしてみました。ロールキャンバスを、天地はそのまま、左右を旗のサイズでカットし、木枠に貼らず、吊り下げました。
作品「MEMORY」をより深く読み解いていただく助けになればと、制作にあたり描いたデッサンを3点、同時に展示してみました。