地元、大森ベルポートアトリウムで日仏現代国際美術選抜展が開催されました。気になった作品を紹介します。
友人の満田博久は、今までのスタイルを進展させた作品「チョンボ・マンボ」を出品していました。いろいろなエレメントを画面上で再構成した、アトラクティブで楽しい作品でした。
橋本清一さんの「木漏れ日の花」は、パリの風景の中に光と影をよく見てきた橋本さんらしい絵だなと感じました。さりげない風景の中にドラマを作り上げる力はさすがですね。
橋本光枝さんの「自然」は、細部まで描き込むことによって、小さな渓流がダイナミックな姿に見えてくるのが面白い。
斎藤照子さんの「nostalgie」は、画面全体の色調に気がひかれました。家や木々の丸みを帯びたフォルムもやさしさが感じられ「ほっとする」風景でした。
久下奈利子さんの「秋ゆく室内」です。白い世界に、秋を感じさせるわずかな色彩と形を意識させる揺らいだ線が美しい。
鈴木康雄さんの「相撲」です。自由奔放な力ずよい筆の運びと大胆な色使いと、こんな風に描けたら気持が良いだろうと思いました。
小林多恵子さんの「市場」です。このような風景に出合うと、ぶらっとヨーロッパの街の露店を覘きながら歩きたくなります。
以上、思いつくままに紹介させていただきました。