今回のギャラリートークは、作家の熱いトークと参加者の熱心な質問で、閉館ギリギリまで時間延長する充実したものになりました。
白矢勝一さんは「哀悼・佐伯祐三」というタイトルのもと、佐伯の贋作的アプローチで作品を作り、また「佐伯祐三 哀愁の巴里」(白矢勝一/吉留邦治著)を上梓したとのこと。本の内容について、佐伯の芸術、病気、死因などいろいろな書物や資料を調査して書いた。特に死因については、ご自身も眼科医であり、専門的な見地から調べるためにフランスのエブラール病院のカルテも翻訳したり、しかし、謎は深いらしい。是非、読ませていただこうと思っています。
友人の塩沢慎介さんは「河童の物語」をテーマにした作品でした。
三原佐知子さんの「2012.WORK」です。形あるものを布でくるんだり、布を折りたたんでスペースを埋めたりした作品でした。
群れをテーマに毎年作品を発表している三竹康子さんの「2012.群れのかたち」です。
今回の会場一番乗りは、展示作業終了と同時に来場してくれた高氏雅昭さんでした。高氏さんは20数年来の仕事がらみの友人で、イラストレーターであり、児童画などの作家でもあります。私はレリーフ状のイラストが好きです。最近、ユニークな「手描き素材集 挿絵・カット」(DVD-ROM付属)を出版されたので紹介します。詳細は http://www.muukobo.com/ をご覧下さい。
書道家、和の会および日中文化交流の会・日本代表の塚越誠さん(上)と画家で日仏現代国際美術展の委員をやっている満田博久さん。偶然にも同時に来場し、それではと、まだ明るいうちから飲み会を始めました。