4月12日●古今亭志ん輔師匠の独演会(国立演芸場)に行く、そのついでに千鳥ヶ淵によって行くことにした。やはり、散り始めた桜は観たい。東西線の九段下から、歩いた。枝から離れ、風に舞う花、そして、堀に浮かび、風紋をつくる花。今年は枝を大分剪定したようで、花の密度が下がり、こざっぱりした感じだった。
英国大使館前の石畳を覆う花びらも、風に舞い風情があって良かった。
志ん輔師匠は「真景累ヶ淵」(三遊亭園朝作)の全段連続講演に、今回から数年かけて挑むということで、今回は其の一を熱演。ヴァイオリン、チェロ、胡弓のバックミュージックが入り、迫真の怪談話だった。岩波から文庫本が出ているが、約450頁ある。それを暗記して口演する。なんとも凄い。