お忙しい中、ご来場ご高覧いただき、有難うございました。来場者が今年も7千名を越えたそうです。震災がテーマになっていたり、震災への想いがベースになっていたりした作品が多かったようです。力のある作品が多く、充実した展覧会だったと感想をいただきました。
私の4作品(F50号)のタイトルは「断片化された光の記憶―地」「―水」「―風」「―空」でした。古くからインド哲学や仏教思想では「地水火風空」が世界(宇宙)を構成する五大要素とされています。その要素の中から「地水風空」を選びました。その要素が今回の震災で、津波で、原発事故で破壊されてしまった。そんな傷ついた世界を塗り込めて、記憶に残る美しい光、風景の再生を願い描きました。
今秋10月には、新装都美術館で秋季展を開催する予定です。また、ご案内しますので、宜しくお願いします。