20数年住んでいるマンションの出窓から富士山が見えます。雲や陽、風、雨が描く空は想像を超えたクリエイティビティを発揮し、変化に富んだ美しい風景を見せてくれます。数年前までは、富士山が見えるのは10月から3月ぐらいまででしたが、最近では空気が綺麗になり、澄んでいるためか、また、風の強い日などには夏でも見えることがあります。
北斎が描いた「赤富士」は晩夏から初秋にかけて起こる朝焼けの富士ですが、ダイナミックに変化する富士の姿に感動し、描いた画家がいかに多いことか。私も早朝、ピンクに染まる富士は何度か見たことがありますが、「赤富士」というまでに赤く染まった富士は、残念ながら未だ見ていません。
ここ数年、富士山の頂上に陽が沈む瞬間を撮影したいと考えていました。我が家の位置だと、10月22日から25日頃がそのタイミングだったと思います。富士山の上には雲があることが多い、また出かける用事があったりして、毎夕は撮影できませんでしたが、今回やっと撮れました。
これはFINEPIXで撮影しましたが、こういう撮影には、長い望遠レンズと高機能一眼レフが欲しいですね。