枯葉散るプラタナスの並木道を通って、ベルサイユ宮殿で開催されている「MURAKAMI VERSAILLES」に行ってきました。
村上作品に対する知識はほとんどありませんが、たまたま、ニューヨークのロックフェラー センター前に展示されているのを見たことがありました。確か、児雷也?(その時に児雷也のガマガエルがいると思った)の像ときのこ椅子があって、子供たちが楽しそうに遊んでいました。広場を飾るモニュメントとして、新しさを感じ、面白いと思いました。
今回、ベルサイユに行って、驚いたのはメインの観光コースに展示されていることでした。ヘラクレスの間に「Tongari-kun」や鏡の間「FlowerMatango」などなど各部屋に20点。荘厳な空間と作品のギャップ、違和感からくるインパクトは強烈だし、落着いて見ていられない感がありました。外国人は結構、面白そうに記念写真を撮ったりしながら、楽しんでいました。
ルーブル美術館では、サモトラケのニケのために階段上の特別な場が用意され、空間も含めて作品になっているという。
作品にとって、置かれている場が日常と非日常では、見え方や感じさせられ方が大きく違うことが良く分かりました。作品を変質させていると感じました。庭園に置かれた河童「オーバル・ブッダ」は、金という素材のためか、遠目には違和感はありませんでした。
しかし、ルイ14世のベルサイユ宮殿の観光に来た人たちには、迷惑のようでした。何人かの日本人ツアーガイドが、こんな金ぴかのものがあって、目障りだと説明の度に言っていました。ベルサイユ宮殿を異質な空間にするには、十分な存在感でした。
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